国産ディーラーでは輸入車の下取りが安くなる理由 

国産ディーラーでは輸入車の下取りが安くなる理由 

 

 

輸入車から国産車に乗り換える際に、今乗っている輸入車を国産車ディーラーの下取りに出して、査定金額の低さにびっくりした経験はないでしょうか。

 

一般的に日本車販売店で外車を売っても、満足のいく買取額になることはほとんどありません。

 

では、なぜ国産ディーラーでは輸入車の下取りが安くなるのかについて、その理由を説明していきます。

 

 

 

国産ディーラーでは輸入中古車は販売できない

 

まず、決定的な理由として、国産ディーラーでは輸入車は中古車として販売できないという事情があります。

 

国産ディーラーでも中古車販売部門を持っているところも多く、新車の隣に中古車の展示場が併設されている場合も少なくありません。

 

しかしながら、国産車のディーラーは輸入中古車を展示して販売をすることはありません。

 

それは、たとえ売れたとしても、故障したりトラブルになった時に、日本車ディーラーの設備や技術だけでは対応できない場合がほとんどだからです。

 

例えば、最近の自動車の整備では、コンピュータと接続をして車の情報を読み取ったり、機械的なリセットを行うことが必要となります。

 

そうした接続のシステムについても、外国車は専用の機材が必要となり、1台あたり100万円を超すものもあるので自社での整備ができないのです。

 

こうしたことを理由に、国産ディーラーでは輸入中古車は中古車として販売していないのです。

 

 

 

輸入中古車は相場が不安定、値落ちのスピードも速いため

 

自社で販売できない輸入下取り車は、業者オークションに出品されることで換金されます。

 

しかしながら、国産車と違って、輸入中古車は絶対的な取引数が少なく、マイナーなメーカーになればなるほど相場が不安定になります。

 

なぜならば、業者オークションの相場というのは、過去の取引履歴を元に、当日いくらまでセリで価格を入れるかを決めていくため、どうしても絶対数が少ないと価格がブレがちになるのです。

 

しかも、国産車と違って輸入車はまだまだ故障が多いのも現実です。

 

国産車であれば、10年10万キロなどは全く問題ない範囲であり、一部の人気車種であれば、かなりのリセールバリューが期待できます。

 

その一方で、輸入車は消耗品などの交換時期が国産車と比べて圧倒的に短く、3年や5年周期でかなりの消耗品を交換する必要が生じ、多額の費用が必要となります。

 

このため、特に年式が古い輸入車は、業者オークションでの価格がかなり低くなる傾向にあります。

 

よって、国産ディーラーも安全をみるため、かなり低い金額で下取りをせざるを得なくなるのです。